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ホテルの朝食券→よく見ると……「これは馬券買うやつだ!」 話題の朝食券はなぜ生まれた? ホテルに聞いた(2/4 ページ)

これをもらいに北海道に行きたいまである。

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宿泊者からも大好評な、遊び心満載の朝食券!

 今回の朝食券は、佐藤観光商事が運営する「ホテル サトウ」と「ホテル アネックスイン」で、2024年春から導入され始めました。色やサイズ感、紙の厚さなどは何度も印刷会社と校正しており、そのクオリティーは念のため問い合わせた地方競馬全国協会に「誤って馬券場の機械挿入口に入れることがないよう、本物の馬券よりサイズを大きくしてほしい」と言われるほどです。


(画像提供:たかちょさん)

 今回の企画は、会社の理念である「お客様に喜びを」「スタッフに喜びを」「地域に喜びを」を実現するために始まったといいます。もともとはもっと違う場面で「馬産地」を生かすつもりだったものの、ちょうどその最中に在庫の朝食券がGWまでに足りないことが判明。そこで「どうせ食べたかどうか判断できれば良いわけだし、なんか馬産地っぽいもの作りたい」と思ったそうです。

 ちなみに、ホテルの領収書の裏側は競馬新聞を模したものになっています。馬名やコメントは、ホテルにちなんだ事柄をスタッフ全員で考えたとのこと。熱意も高く、フロント会計時にはスタッフが自分で作った愛馬を紹介しているそうです。

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(画像提供:佐藤観光商事

 宿泊者からの評判はかなり高いようで、ビックリしてから大笑いする人が続出。フロントまでやってきて「すごくウケる!」と言ってくれたり、わざわざ朝食券のために朝ご飯を付けたりする人もいるそうです。また、記念に持ち帰る人も相当多いのだとか。

 さらに、式別欄の所にある「調教師」へチェックを入れてくれた利用者もいたそうです。もしかしたら、競馬関係者の中でも話題になっているかもしれませんね……!

ホテル運営会社の考え「地域全体の喜びにもつながる」

 SNSでの評判について聞くと、正直「競馬好きの観光客は喜んでいただけるかな? と思っていましたがここまでの反響があるとは思っていなかった」ため、驚いているといいます。それだけに、時間を作ってくれたりアイデアを出してくれたり、一生懸命接客してくれたりしたスタッフには感謝している、と語りました。

 馬は当然生き物ですから、ただの観光資源として扱うのは難しいところ。しかし、今回のような取り組みで「馬産地新ひだか」をいろんな視点で盛り上げられ、こういったチャンスを形にし続けることで地域全体の喜びにもつながるのではないか――佐藤観光商事はそんな風に考えているそうです。

 この朝食券を配布している「ホテルサトウ」及び「アネックスイン」は、どちらも北海道の「日高郡新ひだか町静内本町」で営業中。ご飯を食べつつレースのことを考えれば、的中率も上がる……! かもしれません。

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