手越祐也、「超RIZIN.3」朝倉未来vs.平本蓮戦の国歌独唱を辞退　両選手が反発しネットで誹謗中傷受ける（1/2 ページ）

　メインイベントに「朝倉未来vs.平本蓮」が予定されている格闘技イベント『Yogibo presents 超RIZIN.3』（7月28日開催＠さいたまスーパーアリーナ）で国歌独唱が予定されていた歌手の手越祐也さんが、辞退を申し出たことが分かりました。手越さんの国歌独唱には朝倉・平本両選手も反発する旨の投稿をしており、炎上していたことを受けてのものです。

　手越さんがメインイベント前に国歌独唱することは、7月20日に放送されたRIZINの特番内で発表。手越さんはInstagramで「あくまでも主役は選手。お二人の戦いがより熱く、会場にいる方も配信で見ている方も心が燃えるような試合になるように心を込めて国歌斉唱したい」「この大役を頂けたことは心から感謝したいし誇りに思います」などと抱負をつづっていました。

　しかし、イベンターの意図に反し、選手はこの起用に苦言。朝倉選手はXで「盛り上げるために気を利かせてくれた運営には感謝します」としながらも、「試合前の国家斉唱とかはなしにしてください リングに上がったらすぐ戦いたい」と国歌独唱にはネガティブな意見をつづっていました。

　平本選手はさらに攻撃的に、「国歌斉唱、手越だけはやめてください 国歌斉唱もいらないし ケラモフ戦の深田えいみばりに絶対にいらないっす それなら朝倉未来の君がいればを聴きたいです」とXに投稿していましたが、その後「盛大に怒られました」として投稿を削除しています。

　RIZIN FF 事務局は7月22日に、「朝倉未来 vs. 平本蓮戦における国歌独唱の件に関して」とする文書画像をXに投稿。「事前に我々から選手サイドへの説明不足もあり、大きな反発を招くこととなってしまいました」と選手からの反発があったことを認めるとともに、「加えて選手らの一方的な発信に乗じた人たちから手越さんへ直接、誹謗中傷やヘイトメッセージがSNSで送りつけられる事態」に発展していることを明かしました。

　その上で、手越さん側との話し合いの場で手越さんから「あくまで試合や選手が主役。ボクは少しでもそれを盛り上げられればという思いで引き受けた。しかし、それが望まれていないのであれば今回の国歌独唱は辞退させてほしい」と申し出があり、事務局もこれを受けて同試合の国歌独唱を取りやめることを決めたと説明。試合周辺のプロモーションや盛り上げを担う主体は選手ではなく事務局という認識であるものの、選手管理や進め方に落ち度があったとして謝罪しています。