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「アサシン クリード シャドウズ」めぐりUbisoftがコメント 歴史・文化描写への懸念に謝罪 弥助の描写については「あくまでもフィクション」(1/2 ページ)

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 ゲーム会社Ubisoftは7月23日、11月発売予定のゲーム「アサシン クリード シャドウズ」について寄せられている懸念について謝罪と説明のコメントを発表しました。

歴史考証めぐり指摘

 同作は日本の戦国時代を舞台とし、オリジナルキャラの忍者「奈緒江」と、織田信長に仕えたとされる実在のアフリカ系の人物「弥助」を主人公としています。


「アサシン クリード シャドウズ」 (C)2024 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.

 ネットでは、弥助が作中で侍として描かれていることをめぐり、史実では侍ではなかったのではないかと議論になっているほか、トレーラーで「桜とススキが同じ画面に描かれている」「畳が正方形になっている」など、歴史考証がずさんではないかとの指摘が寄せられていました。

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作中で侍として描写されている弥助(トレーラーから)

 Ubisoftは、日本のプレイヤーを中心に指摘があったとし、「豊かな歴史と文化の忠実な表現を憂慮される皆さまのご意見は深く尊重されるとともに、日本の皆さまにご懸念を生じさせたことについて、心よりお詫び申し上げます」と謝罪しています。

正方形の畳(トレーラーから)

 外部のコンサルタントや歴史家などの協力を得て開発を進めてきたものの、プロモーション素材の一部に監修が行き届かず、懸念を生じさせることになってしまったと同社は説明。これまで発表されたゲーム映像は開発中のもので、寄せられた意見に基づいて改善の努力を続けると述べています。

ススキと桜(トレーラーから)

 また、忠実な描写に努めているものの、アサシンクリードシリーズのゲームは「あくまでも歴史上の実在の出来事や人物にインスパイアされたフィクション作品」であり、弥助についても、シリーズ初期から行っている「ファンタジーの要素を取り入れた」創作表現の一例と説明。弥助が侍として描写されている点が議論の的になっていることについては認識していると述べています。

 プレイヤーからの意見を反映し、できる限り希望に添うよう努力を続けると同社は結びました。

無断使用の指摘も

 同作をめぐっては画像の無断使用も指摘されていました。Ubisoftは先に、コンセプトアートで関ケ原古戦場おもてなし連合「関ケ原鉄砲隊」の旗を無断で使用していたとして謝罪しています。

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