パリ五輪、“開会式で指輪紛失”イタリア選手に妻「あなたが私の金メダル」　急病で吐血→救急直行も出場強行（1/3 ページ）

　東京オリンピックに続き2大会連続の金メダルを目指していた陸上イタリア代表のジャンマルコ・タンベリ選手が、不本意な形でパリオリンピックを終えました。妻は8月11日、満身創痍（そうい）の夫へ「あなたが私の金メダル」と称賛しています。

ぼろぼろの夫に妻は……

　タンベリ選手は10日に男子走り高跳びの決勝に出場し、12人中11位という結果で競技を終えました。競技の前にタンベリ選手は血を吐いて救急搬送されたことを告白。5日にも「腎臓結石の可能性がある」と不調を明かしていました（関連記事）。

　タンベリ選手の妻のキアラは「あなたの努力全てを知っている人はほとんどいない。あなた自身と、私だけが全部分かっている」と自身のInstagramにコメント。出場までにはメディカルチェックもあったとしながら「予定通り、期待通りには行かなかったし乗り越えるには時間がかかる」とし、「あなたをこれ以上ないほど誇りに思う」「あなたが私の金メダル」と愛のこもった言葉を送りました。

　タンベリ選手は7月27日の開会式ではイタリア選手団の旗手を務めるも、「抑えきれない興奮のせいか」結婚指輪をセーヌ川に落として紛失したことを妻へ公開謝罪し話題に（関連記事）。妻の投稿には「私たちにとっても苦難を乗り越えた彼は金メダルに値します」「なんてドラマチックなんだろう」「私たちのチャンピオンに寄り添うあなたのような妻がいてくれてよかった」と反響を呼んでいます。