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釣り場で車にひかれた子猫を目撃、そばには別の野良猫も…… 命の大切さを訴える投稿者に「助けてくれてありがとう」「猫ちゃん幸せに暮らしてね」(1/2 ページ)

猫を遺棄することは犯罪行為。

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 釣り場で車にひかれた子猫と、衰弱した子猫を保護する動画がYouTubeに投稿され、記事執筆時点で再生数9万9000回を突破。戸惑いながらも自治体や保護団体と連絡を取って対応する様子に「やっくん助けてくれてありがとうございます」とのコメントが寄せられています。

釣り場で轢かれた子猫を保護しました。

2匹の子猫を発見

 動画が投稿されたのは、釣り好きな4人組が運営しているYouTubeチャンネル「あんこうアワーズ」。メンバーの「やっくん」さんは、日の出前後に釣りをする「朝マズメ」のため釣り場へやって来たところ、駐車場でケガを負った茶トラと衰弱しているサビ猫を発見しました。


車にひかれてしまった子猫を発見

衰弱している猫も保護

片方は車にひかれてしまった

 2匹はやっくんさんよりも先に釣り場を訪れていた人の車の下に隠れていたとのこと。運悪く、運転手は子猫の存在に気付かないまま車を発進させたようで、茶トラの方はひかれてしまいました。

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 自分と入れ違うように先客が去った後、子猫の鳴き声を聞きつけたやっくんさんは2匹を発見。突然の出来事に激しく動揺しながらも保護を決意し、自分のマンションでは飼えないものの、自治体や動物病院と連絡が取れる時間になるまで可能な限りの救護を行うことにしました。なお、周辺に親猫らしき存在は見当たらなかったそうです。

 バッテリーが切れてしまったため映像は状況説明の途中で中断。朝になって再び撮影できるようになったやっくんさんは、残念ながら茶トラの方は容体が急変し、空に旅立ったためショックを受けていること、現場近くでひかれていた他の子猫の遺体を発見したことを、険しい表情で報告しています。


残念ながら茶トラの方は助からず

サビ猫の方は預かってもらうことに

 映像はさらに切り替わり、やっくんさんはその後自身がどのような行動を取ったのか説明。茶トラは自治体が引き取ってくれたとのこと。そしてサビ猫の方はYouTubeチャンネルのメンバーである、ゆーか丼さんの協力を得て、動物保護団体「ムック王国」で預かってもらうことになったと伝えています。

 ムック王国は動画撮影時にやっくんさんがいた、三重県鈴鹿市で活動している団体。サビ猫を預けた後にやっくんさんはスタッフの許可を得て、カメラの前で詳しく状況を説明してもらいました。

 スタッフさんによると、このサビ猫は女の子で人間によく懐いていることから飼い猫だった可能性が高いとのこと。食事は問題なく取れており、体調は少しずつ回復しているそうで、ほっとするやっくんさん。

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飼い猫だった可能性が高い

里親に引き取ってもらうまでの仮の名前は「ネムちゃん」に決定

保護した際に注意すべき点

 合わせてスタッフさんは、保護した際に注意すべき点をレクチャー。低体温症にならないよう体を乾かして保温することや、ぐったりしている場合は低血糖になっている可能性があるので、砂糖水などの液滴を猫の口に少し付けて糖分を補給させることが重要だとしています。


やっくんさんは自身の知識が不足していたとコメント

低血糖が疑われる場合はガムシロップなどの液滴を少量与える

 やっくんさんは動画の投稿文で、「釣り場に子犬や子猫を捨てる、そんな事絶対にしてはいけません。目の前の命をもっと真剣に考えてあげて下さい」と思いをつづっています。なお、猫を遺棄する行為は、動物の愛護及び管理に関する法律44条3項に違反する行為であり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を処せられる可能性がある立派な犯罪行為です。


里親を募集

保護活動には資金も必要

猫を遺棄するのは犯罪

 あんこうアワーズのメンバーは、やっくん(@Raionnobaito3)さんと、ちえみ(@togechouchouuo)さん、ゆーか丼(@turimameko)さん、ひろまっちょ(@8dSGdmnJU6S5Khz)さん。同チャンネルでは、アジの泳がせ釣りをしたり、砂浜で大量のアサリを採ったりする様子を公開しています。

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画像提供:YouTubeチャンネル「あんこうアワーズ」さん

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