若者の3人に1人が「借金経験あり」、目的は「食料品や日用品の購入」 13~25歳対象のアンケート調査で“当たり前の生活を守る”厳しさ浮き彫りに(1/3 ページ)
若者の約4割が「借金をしたことがある」と回答。
認定NPO法人D×Pが「若者のお金の使い道についてのアンケート」調査を実施。調査結果では若者の約4割が「借金をしたことがある」と回答しています(認定NPO法人D×P調べ)。
調査概要
調査エリア:全国
調査対象者:13~25歳の男女
回答方法:アンケート回答フォームへの入力
回答者数:420人
(認定NPO法人D×P調べ)
借金の目的は「日常生活を過ごすため」
D×Pは、孤立するユース世代の支援を行う認定NPO法人。13~25歳を対象に、LINEを使った進路・就職・生活相談サービス「ユキサキチャット」を運営しています。今回D×Pは、ユキサキチャット登録者の13~25歳を対象に「若者のお金の使い道についてのアンケート」を実施しました。
「借金をしたことがある」と回答した若者のうち、約7割はその借金の目的が食料品や日用品の購入など「日常生活を過ごすため」と回答。また、5人に1人が医療費の支払いに使用しており、病気と借金の二重苦になっている状況が判明しました。さらに、借金経験のある18歳以上の7人に1人が、1カ月の収入が「0円」と回答。収入に関して「10万円未満」が6割にのぼっています。
これを受けD×Pは、クラウドファンディングサービス「READYFOR」で、全国の若者へ食糧支援を提供するために「年末年始に孤立する若者からのSOS|緊急食糧支援2024冬」を開始。寄付金額5000万円を目標に、12月20日まで支援を募っています。
D×Pではこれまでに、対象となる若者たちへ食糧支援を実施し、23万食以上の食糧を提供。昨今の円安・物価高も影響し、食糧支援を求める声は年々増加しているとしています。特に年末年始は公的な支援機関が休業に入り、若者の孤立・孤独・貧困は深刻化する傾向にあるため、重点的な支援が必要としています。
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