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「ゼルダの伝説」ハイラル王国を作ってみた 巨大ジオラマ製作に称賛の声「任天堂ミュージアムに展示されるべき」【海外】(1/2 ページ)

木々だけで700本以上。

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 ゲーム「ゼルダの伝説」シリーズの舞台となるハイラル王国を丸ごとジオラマ化する過程を収めた動画がYouTubeに投稿されました。その大きさと再現度の高さが反響を呼び、記事執筆時点で104万回以上再生され、約6万1000件のいいねを集めています。

I made the Kingdom of Hyrule!

2.4メートル四方のジオラマを作成

 動画を投稿したのは、“クレイジー”なアート作品の製作工程を披露するYouTubeチャンネル「Jazza」(@Jazza)。今回は「ゼルダの伝説」シリーズ第3作「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」のマップを立体化したジオラマを製作します。ただし、カラーリングは9月リリースの最新作「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」に準拠するそうです。

 ジオラマの大きさは2.4メートル四方という大きさ。これは同チャンネルがこれまで作ったジオラマで最大だそうです。作業はまず、そのサイズの発泡スチロールの板の上にマップを拡大プリントしたものを乗せ、川や湖などの低所と、山や台地などの高所を把握するところから始まります。

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マップを拡大プリントして発泡スチロールの板に重ねる

 地形を把握したら次に、低所については下へ彫り、高所については上に積み重ねるパーツを発泡スチロールで作っていきます。

 発泡スチロールで地形を再現したら、いったん全体をダークグレーで塗りつぶしてから、ざっくりとスプレー塗装します。そして、岩壁のテクスチャーや、砂地や芝生のテクスチャーを接着した後、木々や建物などのパーツを配置していきます。


地形作成後、着色を進めていく

何台もの3Dプリンターでパーツを作りまくる

 それらのパーツについては発泡スチロールの作業と並行して進めていました。具体的には、台地のエッジに貼り付ける岩壁のテクスチャーや岩そのもの、木々、茂み、サボテン、家屋、木の柵、階段、石柱、橋などをデザインして3Dプリンターで出力しました。

 これらのほとんどは3Dプリンターで多色カラー出力するので、着色の必要がありません。ただ、例えば木々などは700本以上も必要なので、何台もの3Dプリンターを駆使し、時間をかけて大量生産します。

 マップの目玉ともいえるハイラル城も3Dプリントで作成します。ネットで見つけた既存の3Dデータに手を加えて多色カラー出力し、サポート(支え部分)を取り外すとハイラル城が現れました。

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ハイラル城を3Dプリント。うねっているのはサポート部分

ついに巨大ジオラマが完成!

 UVレジンを使って水場にリアルな表現を加え、その他の箇所にもクオリティーを上げるために細かい部分の塗装を追加したら完成です。これはまさにハイラル王国……!


完成!

 製作者は最後に、「この狂気のプロジェクトは楽しかった」と感想を述べて動画を締めくくりました。


“狂気のプロジェクト”の完成を喜ぶ

「任天堂ミュージアムに展示されるべき」

 途方もない労力を注いで作られた大作ジオラマに、「カカリコ村が見え、デスマウンテンの古い木とロープの橋が見え、ゲルドの街と城下町がある!」「『神々のトライフォース』で育った私は懐かしさが爆発したよ」「これを自分の家に置きたい」「この傑作は任天堂ミュージアムに展示されるべき」などの反応が寄せられました。

 同チャンネルではこの他にも、さまざまな立体作品の製作過程を紹介する動画が公開されています。

※画像は「Jazza」のYouTubeチャンネルより引用

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