「嘘を付くな」 Google検索のAIの“まさかの解説”が失笑不可避 「AIを過信してはいけない」「笑っちゃった」(1/2 ページ)
実際のギリシャ神話には存在しない神。
Google検索したときに出てくる“AIによる概要”の、まさかの内容がX(Twitter)で話題です。ネットのネタの思わぬ波及が反響を呼び、記事執筆時点で1800万回以上表示され、約28万件のいいねを集めています。
ネットのネタをAIが学習
投稿者は、Xユーザーの「Nobu@Mash」(@kino31100991)さん。「嘘を付くな」として投稿したスクリーンショットを見ると、「感謝の神 アザス」という検索ワードに対し、“AIによる概要”が「アザスは、ギリシャ神話に登場する感謝の神です」と回答しています。
「アザス」とは「ありがとうございます」をくだけて言った「あざす」をギリシャ神話の神のような雰囲気で表記したもので、SNSではこれを「感謝の神」として定義する投稿が広まってきました。
ギリシャ神話にそういう神は登場しませんが、SNSでは他にも「挨拶の神 チャス」「納得の神 ナルホディウス」「喜びの神 ウレシオス」「救済の神 タスカリテ」などギリシャ神話風の神名が見られます。
GoogleのAIはおそらく、ネットで広まったネタとしての「アザス=ギリシャ神話の感謝の神」を学習したものと思われますが、検索結果のページで堂々と“嘘”の説明をされてしまうのは困りものですね。
「知ったかぶりもここまで来れば才能」
元ネタを知っている人にとって失笑不可避なAIの回答にリプライでは、「笑っちゃった。負けた」「知ったかぶりもここまで来れば才能」「実在しそう」「AIを過信してはいけない」という反応が寄せられました。
また、「何でも信じる素直な神 マジカ」「詐欺の神 ダマス の仕業に違いない」と、この一件からも新たな“ギリシャ神話の神”が生まれてきています。
画像提供:Nobu@Mash(@kino31100991)さん
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