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探したページを瞬時に表示 Googleの高速化技術「Instant Pages」

GoogleのInstant Pagesは、検索結果の最上位ページをあらかじめ読み込んで、ページを瞬時に表示する。探しているページにたどり着く時間が2〜5秒短縮されるという。

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 米Googleは6月14日、検索結果を迅速に表示する技術「Instant Pages」を発表した。

 検索結果の最上位のページをあらかじめバックグラウンドで読み込んでおくことで、そのページのロード時間を2〜5秒短縮する技術。例えば、Smithsonian Folklife Festival(スミソニアン民族生活祭)の情報を探すために「dc folklife festival」を検索して、一番上の検索結果をクリックすると、あらかじめ読み込まれているためページがすぐにロードされる。Googleのデモでは、従来4〜7秒ほどかかっていたページが、Instant Pagesではほぼ瞬時に表示された。


ユーザーが探しているページにたどり着くまでの時間

 Googleの測定によると、ユーザーが探しているページにたどり着くまでの平均時間は、検索キーワードの入力に9秒、ユーザーが検索結果を選ぶのに15秒、検索結果をクリックして目当てのページがロードされるまで5秒かかる(Googleのサーバが検索結果を返すまでの時間はごくわずか)。同社はオートコンプリートで入力時間の短縮、キーワード入力中に検索結果を表示するインスタント検索で検索結果の選択にかかる時間の短縮を図ってきた。Instant Pagesは、ページがロードされる時間を縮めることが目的だ。

 この技術は、ユーザーが検索結果をクリックする可能性が高いと判断したときに、ページを読み込む。Googleはかなり正確な判断ができるとしている。

 Instant Pagesの利用にはChromeの次のβ版が必要になる。現行の開発者版Chromeでも利用可能だ。

 Googleはこの日、携帯電話のカメラで撮影した画像で検索できる「Google Goggles」をデスクトップに応用し、アップロードした画像で検索できる「Search by Image」機能や、モバイル検索のプレイス検索機能なども発表した。

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