ロンドン暴動、警察が容疑者の写真をネットで公開 Amazonではバット売り上げ急増
英警察が暴動に参加した容疑者の写真をFlickrで公開した。Amazonでバット売り上げが急増したり、Twitterへのトラフィックが大幅に増える現象も。
ロンドンで数日前から続いている暴動への対策として、英警察は8月9日、写真共有サービスFlickrで暴動参加者の写真を公開した。
市内のクロイドンなどで起きた略奪に関し、監視カメラに写った人物の写真を公開した。写真には、フード付きのジャケットを着て、宝飾店から商品を持ち出す人物の姿が写っている。写真の公開により、身元特定に役立つ情報を提供する機会をできるだけ多く市民に提供するとしている。
また暴動に関連しての動きとみられるが、護身用なのか、英国のAmazonでは野球のバットの販売が急増している。急上昇ランキングでは、これまで売り上げ順位が583位だったバットが14位にまで浮上するなど、何種類ものバットがランキングで急浮上している。ほかにもショベルやテントなどもランクが上昇している。
暴動が起きて以来、英国でのTwitterへのアクセスも増加している。8月8日にはこれまでで最大の増加幅を記録し、調査会社Hitwiseの推定では、同日の英国でのTwitter.comへのアクセスは340万件に達したという。
警察は暴徒がTwitterを犯罪行為の組織化に利用していると批判しているが、実際にはBlackBerryのメッセージ機能が多く使われているという。BlackBerryの販売元Research In Motion(RIM)はこれに関して「当局と協力してあらゆる支援をしている」とのコメントを発表。だがこれに反発したグループが、BlackBerryの公式ブログを改ざんするという報復行為に出た。ブログは現在復旧している。
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英警察は暴動の組織化にTwitterなどが使われていると批判しているが、BlackBerryの無料のメッセージ機能が多く使われているようだ。