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「Flash Playerは死んだ」 PCからのFlash削除を呼びかける「Occupy Flash」運動

AdobeがモバイルFlash Playerの開発を中止したが、PCからもFlashをアンインストールするよう呼びかける運動「Occupy Flash」がWebで展開中。

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 「Flashの時代はもう終わり」――Flash PlayerをPCからアンインストールするよう呼びかける運動「Occupy Flash」がWebで始まった。

 Adobe Systemsは先ごろ、モバイルFlash Playerの開発中止を発表したが、デスクトップ版Flashは今後も開発を続けていく意向だ。これに対してOccupy Flashは、デスクトップからもFlashを排除することを目指している。

 「Flash Playerは死んだ。Flashの時代は過ぎ去った。バグだらけでクラッシュも多く、セキュリティアップデートがしょっちゅう必要だ」Occupy Flashサイトはマニフェストでこのように述べ、新しいオープンなWeb標準技術を推進するには古い技術を破棄するしかないと訴えている。

 同サイトはそのため、Flash Playerをデスクトップからアンインストールするよう呼びかけ、WindowsやMacなど各種プラットフォームでのアンインストール手順を説明している。ただし「ブラウザのFlash Playerを無効にすると、いつも使っているサイトの一部が使いづらくなる可能性がある。この運動に参加するのなら、多少の苦痛と犠牲が伴うことになる」と注意も促している。またWeb開発者にはオープン技術での開発を求めている。

 Occupy Flashという名称は、ウォール街占拠デモ「Occupy Wall Street」から取ったものだが、「実際には何も占拠しておらず、むしろ追い出す」ための運動としている。BBCによると運営者は「匿名希望」だが、バックに企業はついていないと主張している。

 この運動に対して「時期尚早」との声も上がっており、反対派はOccupy Flashのパロディサイト「Occupy HTML」を立ち上げている。

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