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スウェーデンでなんと、ファイル共有が宗教として政府から認可されたそうです。
宗教団体として認可されたのは、2010年にIsak Gerson氏という学生が設立した「Church of Kopimism」というグループ。3000人のメンバーが登録しており、情報のコピーを神聖なものとするkopimismという思想を掲げています。情報には価値があり、コピーすることでその価値は高まると主張しています。
Church of Kopimismはこれまでに2度宗教団体としての認可を申請していますが、認められませんでした。政府機関が著作権者寄りだからかもしれないと、同団体の幹部は述べています。しかし2011年末に3度目の正直で宗教団体として認められ、スウェーデンはkopimismを宗教として認めた初めての国家となりました。
「国家から認可を受けたのは大きな一歩。願わくは、訴追される恐怖なしでわれわれの信仰を実現できる日への一歩であってほしい」とGerson氏は述べています。
ちなみにスウェーデンでは2006年に、著作権法の改正を唱える海賊党も誕生しています。
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