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360度から見られる等身大の3D映像を実現する装置を、カナダのクイーンズ大学が開発している。
「TeleHuman」と呼ばれる装置は、高さ170センチ、直径75センチの筒型ディスプレイに人の姿を映し出すというもの。10台のKinectでユーザーの姿を撮して、3Dプロジェクタでディスプレイに投映する。
さらに6台のKinectをディスプレイの上に搭載し、ディスプレイを見ているユーザーの動きを追跡し、ユーザーのディスプレイからの角度を計算して映像をアップデートする。これにより円筒型ディスプレイの中に人がいるかのように見えるという。
同校の研究者はさらに、このシステムを使った「BodiPod」というアプリケーションも開発している。360度から見える3Dの解剖図をジェスチャーや音声で操作できる。
デモ動画を見た限りではまだ画質はよくないようだが、SFの世界に一歩近づいたようでワクワクする。
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