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座れる回数に制限のあるイス「DRM Chair」。あらかじめ設定した回数だけ人が座ると、自分で勝手に壊れてしまう仕組みになっています。
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デモ動画では座れる回数を8回にセット。8人で1回ずつ、順番にイスに座っていきます。人が座るとイスに組み込まれた小型センサーが検知して、カウンターが減る仕組み。イスから腰を上げるたびに、残された回数分だけ音が鳴ります。
8回座ると自壊システムが作動し、イスの脚や背もたれをつないでいた接着剤のようなものが煙を立てて溶けていき、イスはバラバラになってしまいます。イスがひとりでに壊れていく光景はなんとも奇妙です。
DRM Chairはthedeconstruction.orgというコンテストのために作られたもので、アイデア出しから製作、デモ動画撮影まで48時間で完了したそうです。名前にある「DRM」とはデジタル著作権管理のこと。録画番組のコピー回数に制限を設けた「ダビング10」など、デジタルコンテンツの複製利用を防ぐ技術などを指します。このイスはそうした制限を設けるDRMに対する皮肉が込められているのかもしれません。
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