12日放送の日本テレビ系「有吉反省会」にワクワクさんこと久保田雅人が出演、「つくってあそぼ」出演時の印象とは全く違う、意外な素顔を披露した。
久保田は「NHK『つくってあそぼ』のキャラ・ゴロリ君を着ぐるみ呼ばわりしてしまい、世の中をワクワクではなくドキドキさせてしまったことを反省しにやってまいりました」と読み上げて登場。ワクワクさんのトレードマークである、赤い帽子と丸めがねを身につけての出演となった。
「つくってあそぼ」は、クマの男の子・ゴロリと、さまざまな工作を発明するワクワクさんが、毎回身近な材料で様々な工作物を作って遊ぶ番組。23年にわたり子ども達を中心に愛され続け、3月に惜しまれながらも放送を終了した。
久保田は番組終了後、自身のブログで「『つくってあそぼ』を後世に伝えてください。その昔、『わくわくさんとゴロリ』と言う人間と着ぐるみがとっても楽しい素晴らしい工作をしていたんだよ、と」「22年間、もの凄い数の工作を私、いかにも自分が考えたようにやってきましたが、な〜んも考えてません。そうなんです、1つも私のひねりだしたものはありません」といった、視聴していた子どもたちを失望させかねないような暴露記事をエントリーし、インターネット上で話題となっていた。
一連のブログエントリーの内容をVTRで確認した司会の有吉弘行が「NHKに怒られないんですか?」と苦笑いしながら尋ねると、久保田は「多分怒られない。あの後、何にも言ってきませんから、ホントホント」と軽いノリで返答、NHKからは心配されているようなクレームは特にないのだという。
ブログで「ゴロリ=着ぐるみ」としてしまったことについても「思わず着ぐるみって言っちゃったんだよねー」「着ぐるみって言っちゃいけないよね」と軽いノリで反省の弁を述べた。
その「軽さ」が気になった有吉から「落語家さんとかじゃないんですよね?」と確認されると、久保田は自らの経歴を話し始めた。
「ホントは噺家(はなしか)になりたかった。でも、大学に行く親父からの条件が『落語やめろ』だった」「大学四年になってから、突然演劇をはじめちゃって。それでこうなっちゃったんです」と述べ、本業は役者だということを明かしている。軽いノリが「噺家っぽい」と感じた有吉の直感は間違ってはいなかったようだ。
「あたしが役者さんなんつったら、役者さんに怒られちゃいますから。まあ、タレントさんの部じゃないですかね」と発言する久保田に、「タレントと言われたらタレントは腹立ちますけどね」と有吉が返すと「アタタタタタタ」とリアクション。「なかなかウザウザざんですね」とあだ名をつけられてしまう。
「スタジオで人間と話すのは、20年ぶり。いままでは着ぐるみさんとしか話したことなかったから」と語る久保田は、「つくってあそぼ」以外の空間になれていないと明かした。こういった「つくってあそぼ」に関連する話以外にも、「好みのタイプは飯島直子」「結婚して、子どもは3人いる」「自分の子どもの苦手な科目は図工」など、意外な素顔を披露した。久保田は現在も、全国の幼稚園や保育園などで、年間約300カ所もの講演・実演を「ワクワクさん」として行っているそう。出演者の元官僚、岸博幸氏から「(収入が)5000万から6000万円はいってるはず」と指摘されたが、これらのギャラはほとんどが父母会の経費でまかなわれているため、そんなに高額ではないそうだ。
ブログでは「つくってあそぼ」の暴露以外にも、日々の子どもたちとの交流や、工作に対する熱い想いもつづられている。ワクワクさんへの講演依頼が相次ぐのは、23年の実績と、実際に子どもたちと触れあって工作を教え続けようという気持ちの賜物なのだろう。
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