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レゴで作った等身大の「初音ミク」がすごい! 作者にいろいろと質問してみたよ

製作期間6カ月、構想時期を含めると8カ月――レゴで等身大初音ミクを作ったterebiさんに、製作の経緯などを聞いてみました。

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 大人から子どもまで楽しめるおもちゃ「レゴブロック」のみで「初音ミク」の立像を作り上げたミクファンが現れました。作り上げたのはterebiさん(@ChaosBrick)。4月14日にTwitterへ投稿された完成報告のつぶやきは、すでにリツイート数が1万回を超え、日本だけでなく海外のミクファンも驚いているようです。


等身大レゴミク(画像提供:terebiさん)

 さっそく作者のterebiさんに大きなレゴミクさんを作った経緯や今後のことなど、いくつか質問をさせていただきました。

―― なぜ等身大レゴミクさんを作ろうと思ったのですか?

terebiさん 構想に入る以前から、レゴでミクさんは製作しておりましたが、際限なく製作しているうちに、いずれは等身大を完成させるビルダーも登場するのではないかと思い、それならこの際等身大で製作してしまおうという思いに。ミクさんに思い入れがあったからです。このことをレゴ仲間に相談したところ、使わないパーツを少しばかりいただけることになり、本格的に動きだすことができました。レゴ仲間には感謝してもしきれません。

―― 製作にかかった期間は構想も含めてどれくらいですか?

terebiさん 構想時期を含めると8カ月ほどになるでしょうか。構想段階では本当に製作するべきか悩みました。

―― 使用したレゴブロック・パーツ数はどれくらいですか?

terebiさん 2万ピース以上は使用しています。

―― その2万ピース以上のパーツ、そろえるといくらほどに?

terebiさん 30〜60万(円)は確実でしょうね。

―― レゴミクさんの制作で苦労したポイントは?

terebiさん 頭の上からつま先まで苦労しなかった点はありませんでした。みっぱい(編集部注:ミクのおっぱい)の形や縞パンはもちろんですが、脚のラインから重量のバランスに、腰がどう重さに耐えられるか、スカートの組み方はプレート中心でも強度はどうするか。さらに上半身の補強に、肩や関節をどう取り付けるか、そして何より頭の重さとツインテールの重さに身体が耐えられるか。

 どうすればミクさんらしいかわいいフェイスができるか、パーツの分割といった点は夢にも出てくるくらい本当に苦労しました。製作する資料もMMDからゲームからフィギュアから動画までありとあらゆるミクさんとにらめっこしながら、私の理想のミクさんになるように身体のラインに気を付けながらレゴの限界を見極めるのは今までの作品とは比べものにならないくらい大変でした。しかし、徐々にできあがっていくにつれてテンションも上がり、自然と迷いもなくなっていきました。

―― レゴミクさんの今後の予定は?

terebiさん 今のところオフ会や即売会に上半身だけでも展示できればという予定です。

―― ちなみにterebiさん。 普段は何をされている方なんですか?

terebiさん 「カオス煉我【CHAOS BRICK】」というサークルにてレゴで主に再現系や女の子を製作しています。たまにウェルカムボードなどを作るときもあります。私生活的には……学生です。

―― レゴは何歳ごろから始められたんですか?

terebiさん 生まれたときには既にブロックを握っていたようです。少なくとも4、5歳からは本格的だったようです。

―― 今後の活動目標は決めていますか?

terebiさん 等身大クラスほど大きくはありませんが大きめのキャラクターなどを製作してお披露目できればなと思います。ミクさんの展示も考えながら丈夫な支柱も探します。

―― それでは最後に……ミクさんは天使ですか?

terebiさん マジ天使ッ!!……です! 

 terebiさんのミク愛の結晶とも言えるレゴミクさんの今後については未定としつつも、もしかしたらどこかのイベントで会えるかもしれないとのこと。今後もレゴブロックで作品を作り続けるそうなので、先生の次回作に期待しましょう!

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