世界遺産・法隆寺があることで知られる奈良県斑鳩(いかるが)町が、スマートフォン向けアプリ「I(あい)-斑鳩町観光・防災ナビ-」を4月1日から配信しています。
「観光・防災ナビ」という名前の通り、斑鳩町の名所や名跡・イベント情報の配信や、避難場所の確認とその場所までのナビゲーションを行うことができるという普通に便利なアプリなのですが、なんとメインの機能は町づくりシミュレーションゲーム。飛鳥時代から現代までの斑鳩町を自分好みにつくりあげることができるのです。
まずアプリを起動するとゲーム画面には何もない状態の斑鳩町が現れます。ここから民家や市場、工房を建設したり農地を開拓したりしながら人口を増やし、さらに市場で商品を売買したりして資金を増やして町を活性化させていくという仕組み。
そして特定の条件を満たすと「調子丸古墳が建てられるようになりました」「駒塚古墳が建てられるようになりました」など建造物が次々と解放され、歴史と関係のある建物を順番に立てていくことができます。建てた建物はメニューの「建物図鑑」から見ることができ、さらに建物に関する年表も順次開放されるので年表を埋めながら斑鳩の歴史を辿ることもできます。
斑鳩町づくりのハイライトはやはり法隆寺の建立ですが……、実際に町を訪れなければ完成しないのです。法隆寺が8割完成した段階で実際に斑鳩町へ行き、メニューボタンから「GPSモード」を押すと法隆寺の最終建築物が解放されます。聖地巡礼は不可避です。めでたく法隆寺を完成させるとプレゼントキャンペーンに応募できるそうですよ。
Android版、iPhone版がリリースされており、ダウンロードは無料。皆さんも自分だけの「斑鳩の里」をつくりあげながら歴史の息吹を感じてみてはいかがでしょう。ちなみに筆者の“里”は徐々に人口が増え、「駒塚古墳」と「瓦塚古墳群」が出現しました。最終目標はもちろん法隆寺建立です!
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