Appleが、音楽クラウドサービス「iTunes Match」を日本でもスタートしました。
同サービスは、ユーザーが持っているあらゆる楽曲の情報をiCloudに保存し、どの端末からでもストリーミング再生あるいはダウンロードできるようにしてくれます(DRM楽曲など一部対象外)。iTunes Storeで購入した楽曲はもちろん、過去にCDから読み込んだ楽曲なども含めて、クラウド管理が可能です。「あのPCにはあの楽曲が入ってるけど、こっちのノートPCには入ってない」──みたいなことにイライラしなくてすむ便利な機能といえます。登録料は年額3980円です。
クラウド上に保管できる楽曲は最大2万5000曲(iTunes Storeで購入した曲が含まれる場合はそれ以上)と制限がありますが、大抵のユーザーはiTunes上のコレクションをまるごとクラウド管理できるでしょう。
ちなみに、「大量の音楽データをアップするのにすごく時間がかかるのでは?」と心配な人もいると思いますが、同サービスではiTunes Storeにある3700万曲以上の楽曲データとユーザーのコレクションを照合し、すでにiTunes Storeにある楽曲についてはアップロードしない仕組みになっています。iTunes Storeにない曲だけをクラウドにアップするので、時間が軽減できるというわけです。
また、iTunes Storeに楽曲がある場合は「256Kbps AAC DRMフリー」の形式で再生やダウンロードが可能になります。低音質設定でリッピングした曲なども、自動的に高音質になるのです。これはうれしい!
米国では2011年にスタートしていたサービスですが、待望の日本上陸。音楽ファンにとっては見逃せない機能です。
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