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富士通、レタス発売 半導体工場「わたしが作りました」

クリーンな野菜工場で栽培しているためレタスは長持ち。低カリウムなのも特徴です。

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 富士通が5月7日、レタスを発売しました。通常のリーフレタスと比べ、カリウム成分が100グラムあたり100ミリグラム以下と低いのが特徴です。ん? でも、なんで富士通がレタス?

 実はこれ、同社の半導体工場のクリーンルームを転用した「会津若松Akisaiやさい工場」(福島県会津若松)で栽培したもの。半導体製造で培った安定したインフラ供給や省エネ技術、雑菌管理技術などのノウハウを野菜作りに生かしており、機能性野菜の研究・開発を通じて東北の復興に貢献することを目指しています。

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 この工場で栽培したレタスを、安心で安全な機能性野菜「キレイヤサイ」シリーズとして売り出しました。ちりや雑菌がほとんど存在しないクリーンルームで栽培しているため、10度以下の冷蔵保存で2週間鮮度を保つことが可能。農薬は不使用です。「苦味を抑え甘さを引き出した」味わいで子どもにもおすすめとのこと。

 まずは会津若松市内の病院などで販売し、順次全国の法人向けを中心に販売活動を強化していく方針。今後はさまざまな種類の低カリウム野菜の栽培に取り組み、2016年度に売り上げ4億円を目指すとしています。

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