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労働組合「ブラックバイトユニオン」結成 学生生活を脅かすブラックバイトの相談受け付け
「シフトが一方的に決められて授業に出られない」など、学業に支障をきたすバイトに立ち向かう。
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アルバイトなのに正社員なみの労働を強いられて学業に支障をきたしてしまうといった「ブラックバイト」に対抗しようと、8月1日に労働組合「ブラックバイトユニオン」を首都圏の大学生約20人が結成した。
ユニオンによると、ブラックバイトとは学生が学生らしい生活を送れなくしてしまうアルバイトのこと。例として、シフトを一方的に決められることによって授業や課外活動に参加できなくなるケースや、ノルマ未達成を理由に商品を買い取らされるといった違法になりうるケースなどを挙げている。
活動としてはブラックバイトに関する相談を電話やメールで受け付けたり、公式サイトで解決事例や証拠集めのノウハウなど情報を公開したりしている。賛同団体として、弁護士やNPO法人らによる「ブラック企業対策プロジェクト」も協力。
公式サイト「ブラック度チェック」では、チェックシートの約20項目のうち3項目でもあてはまれば「完全にブラックバイト」とのこと。「賃金の計算が1分単位ではない」「バイトを減らす理由として『試験勉強』は認められない」「休憩はとれたりとれなかったりだ」などの項目が並ぶ。
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