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東京都の20代男性と埼玉県の20代女性が、国内でデング熱に感染したことが新たに確認された。8月27日には埼玉県の10代女性が約70年ぶりに国内感染したことが明らかになっていた。厚生労働省などによると、2人はともに10代女性と同級生で、海外渡航歴はなかった。
デング熱感染の報告を受け、その後の疫学調査の結果判明した。8月24日に発熱や頭痛の症状があり、翌日医療機関で受診。8月27日に患者の血液検体を国立感染症研究所に搬入し、デング熱について検査を実施したことで確認された。
いずれも都立代々木公園(東京都渋谷区)において蚊に刺されたことが分かっており、ここでデングウイルスを保有した蚊に刺されて感染した可能性を疑われている。なお、東京都が代々木公園において採取した蚊からはデングウイルスを保有したものは見つかっていない。念のために患者が蚊に刺された地域を中心に蚊の駆除が実施される予定。
デング熱は蚊が媒介するウイルスによる疾患で、世界の広範な地域で流行している。感染しても発症頻度は半分以下で、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などの症状が見られる。蚊を媒介して感染するが、ヒトからヒトへの直接感染はない。
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