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「東方project」キャラクターを“フォント化”!? キャラのイメージを書体で表現する「TOHO FONT PROJECT」が逆転の発想

擬人化があふれる世の中で、あえての書体化!

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 博麗霊夢や霧雨魔理沙、西行寺幽々子……。彼女たち「東方project」のキャラクターを“書体化”した「TOHO FONT PROJECT」が始動し、現在4種類のフォントが公開されています。


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 擬人化やキャラ化の流行が続いているさなか、 逆にキャラクターを書体化したら 面白いんじゃないだろうか? と考えたのはアートディレクター・デザイナーの森賢人さん。キャラクターが多く、さまざまなフォントを作ることができそうだ、と目を付けたのが「東方project(東方)」でした。「東方」はZUNさんが運営する個人サークル「上海アリス幻樂団」が制作する弾幕シューティングゲームを中心とする作品群。二次創作の規定が緩く、ファンメイドの作品発表も活発です。そのようなファンによる創作の連鎖の流れをくみ、それぞれのキャラの“らしさ”とは何かを追求し、バックボーンを探り、個性を分解していくことで書体化が行われていきます。


画像 霊夢と魔理沙の書体化はこんな感じ!

画像 とても幽々子さんぽい

 現在は博麗霊夢がモチーフの「Reimu Roman」「Reimu-dispaly Roman」、霧雨魔理沙をイメージした「Marisa Font」、西行寺幽々子をフォント化した「Yuyuko script」を公開中。博麗霊夢と霧雨魔理沙のフォントを使用したい場合はダウンロードコード付きの同人誌を購入する必要がありますが、「Yuyuko script」はWebサイトでダウンロードできます。ちなみにリリースされているフォントはすべて商用利用可能です。

 文字にキャラクターの魂を宿らせるという、日本古来の意識が息づいているかのような、なんだか神秘的でステキな試み。“擬人化より書体化”の波が来るかもしれませんね。

高城歩

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