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「F-ZERO」や「マリオカート」のタイムアタックでお馴染みのゴーストカーがナビゲーションシステムとして開発されています。開発しているのは、最先端技術を取り入れ、運転手や周囲の人への安全性を高める画期的なコンセプトを発表しているジャガー・ランドローバーです。
フロントウィンドウに表示された映像は、運転席から見ると、ゲームのゴーストカーそのものです。このシステムを使えば、間隔の狭い首都高の分岐や、三叉路などでみ迷うことなく運転できそうです。視線は前を向いたままなので、カーナビに視線をとられた衝突事故の防止にもなります。
タイムアタックではないので、ゴーストに追いつくことはできません。ついゲームのように熱くならないよう気をつける必要がありそうです。
また、ゴーストカーと同時にフロント、サイド、リアのウィンドウ枠(ピラー)を透明化させる「360度バーチャル・アーバン・ウインドスクリーン」も発表されていました。カメラで撮影した外部の映像を車体内のピラーに搭載したスクリーンにリアルタイムで映し出すことで実現するそうです。
市街地での走行ではピラーによる死角が気になります。また、歩行者の発見が遅れ、事故につながることもあります。透明化といえば、SFの話のようですが、透明プリウスや透明マントなど、攻殻機動隊の光学迷彩のような技術は多数発表されてきています。市販化もそう遠くない未来なのでは? と期待が高まります。
ちなみに、ゴーストカーは、もともとサーキット走行向けのシステムとしてコンセプト映像が公開されていたものでした。
詳しくはジャガーの動画をご覧ください。
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ゴーストカー、ピラー透明化
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レーシング向けHUDコンセプト
(林健太)
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