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江戸城の御殿内もCG再現 徳川家の城にスポットを当てた展覧会「徳川の城〜天守と御殿〜」開催

江戸城はもちろん、名古屋城、駿府城、二条城、彦根城――一堂に会する城絵図・城郭図は約50点!

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 江戸城、名古屋城、駿府城など、徳川家康をはじめとする徳川家が築いた“城”をテーマとした特別展「徳川の城 〜天守と御殿〜」が、8月4日から9月27日まで江戸東京博物館(東京都墨田区)で開催される。

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 同展では、徳川家が全国の統治を強化するため日本各地の重要拠点に築き上げた城の魅力を、屏風や絵図、工芸品といった当時の資料を通して紹介する。城絵図・城郭図の数は、同館で過去最多となる約50点を展示。江戸城を縦3.72×横4.65メートルの巨大絵図に描いた「江戸城御本丸惣地絵図(万延度御普請)」ほか、駿府城、大阪城、彦根城、二条城など、あらゆる城の絵図が一堂に会する。

画像 「江戸城御本丸惣地絵図(万延度御普請)」(江戸東京博物館蔵)

画像 「江戸図屏風」(国立歴史民俗博物館蔵)

 また「江戸城御天守百分壱之建地割」など天守閣の建築図面も数々と展示。塔のように層を重ねて築いた天守「層塔型天守」を徳川家の時代の象徴として見つめる。さらには幕府の政治の場、御殿にまつわる絵画や調度品などを公開。朝鮮通信使が江戸城へ入城する模様を描いた狩野益信画「朝鮮通信使図屏風 」や、幕末のヒロインとして知られる天璋院篤姫や和宮の婚礼調度品などを通し、徳川家の権威がどれほどのものだったかに迫る。

画像画像 左「江戸城御天守百分壱之建地割」、右「村梨子地葵葉菊紋散花桐唐草蒔絵櫛台」

画像 「朝鮮通信使図屏風」(京都市指定文化財、泉涌寺蔵)

 会場では当時の資料だけでなく、江戸城の本丸御殿を高精細CGで復元した映像も上映。将軍が執政した「大広間」や忠臣蔵で有名な「松の廊下」といった大奥を迫力ある画面で観覧できる。

画像 大奥をCGで見渡せる!

 開館時間は午前9時30分から午後5時30分まで(金曜は午後9時まで、土曜は午後7時30分まで、入館は閉館の30分前まで)。観覧料は一般1350円。公式サイトや、城の形をしたゆるキャラ「エド・ジョー」によるSNSの情報発信もスタートしている。

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