石野卓球とピエール瀧を中心とし、1989年に結成されたテクノバンド・電気グルーヴの初ドキュメンタリー映画「DENKI GROOVE THE MOVIE? 〜石野卓球とピエール瀧〜」が、12月に公開されることが明らかになりました。
監督は映画「モテキ」や「バクマン。」のほか、多数のミュージックビデオを手掛けている大根仁。卓球&瀧両氏のオファーを受けての監督就任だそうです。ドキュメンタリー映画は初めてとのことですが、日本の音楽シーンに造詣の深い大根監督が手がけるとなれば、期待が高まります!
テクノを初めてメジャー・フィールドに持ち込み、日本のポップ・ミュージックの歴史を大きく変えた電気グルーヴ。今作は2014年のフジロック・フェスティバルやグリーン・ステージのライブをベースに、26年間の映像からピックアップしたシーンと、元メンバーやスタッフやミュージシャンや関係者など、電気グルーヴと関わりを持つ13人の証言で、26年間を総括するヒストリー&ドキュメンタリームービーとなっています。
砂原良徳(まりん)、スチャダラパー、小山田圭吾、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、山口一郎(サカナクション)、天久聖一といったミュージシャンや、rockin'on JAPAN総編集長の山崎洋一郎氏など、電気グルーヴにゆかりの深いメンバーが多数出演。貴重な証言をするとのこと。
さらに、1989年8月20日大阪・十三ファンダンゴの初ライブなど、初めて世に出る貴重な映像も多数。結成からインディーズ時代、デビュー、「VITAMIN」での覚醒、「ORANGE」期の危機、“Shangli-la”などでの大ブレイク、まりん脱退、活動休止、そして2人での本格始動まで、この作品で初めて明かされる真実もあるそうです。
最近は俳優として大活躍のピエール瀧ですが、原点はやはり電気グルーヴ。あのライブパフォーマンスは一度経験すると忘れられない中毒性があります。「Shangli-laしか知らない」という人も、電気グルーヴの魅力に触れられる絶好のチャンス! 12月になるのが今から楽しみです。
(高城歩)
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