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神戸市から緊急速報メールで「避難韓国」が発令されて市民ざわつく 市「誤りでした」

“かんこく”違いの悲劇。

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 台風11号が岡山県周辺を通過した11時ごろ。兵庫県神戸市民の携帯端末へ「避難韓国の発令について」というタイトルの緊急速報メールが市から届き、市民がTwitterでツッコミを入れたりしてざわつく事態が発生してしまいました。避難“韓国”?

画像 緊急速報された「避難韓国の発令について」

 神戸市ではいつも風水害時、エリアメールで避難勧告や避難指示情報などを緊急速報しています。「避難韓国の発令について」の内容は、ある区域に土砂災害のおそれが高まったため土砂災害警戒区域として避難をすすめるもの。本文にもしっかり「避難勧告を発令」と表記されているので、件名は変換ミスであるのは明らかです。Twitterでは「避難韓国!ww 落ち着いて落ち着いて〜〜」「誤変換の悲劇」「MERS続報かと思ったら誤字w」と、受け取った人々が間違いを指摘。

画像 そして訂正メールが到着

 約27分後、再び市から「避難勧告の発令について(訂正)」という緊急速報メールが。「先ほど送信した緊急速報メールのタイトルについて誤りがありましたので、深くお詫びの上訂正いたします」と謝罪するもので、やはりタイトルは誤字でした。結局Twitterでは一連の流れについて次々とツイートされ、「避難韓国」の4文字がトレンドキーワードに入ったりYahoo!リアルタイム検索の1位になったりし、最終的に全国のネットユーザーに認知されたようです。

画像画像 TwitterのトレンドやYahoo!リアルタイム検索ランキングにランクインする事態に(17日正午ごろ)

 なお誤りは件名だけで、避難勧告の内容は事実。神戸市の中央・兵庫・北・長田・須磨・垂水・西区は土砂災害警戒区域だとして、住民に対し警戒区域外にある緊急避難場所など安全な場所に避難するよう市は呼びかけています。

黒木貴啓


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