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機械彫刻用の書体として日本工業規格(JIS)に定められたフォント「機械彫刻用標準書体」。皆さんも街中にある案内板などで見かけたことがあると思います。あのちょっと独特なフォントが、デジタルフォント化されて公開されました。
機械彫刻とは、機械彫刻機の回転する刃を使ってアクリル板や金属板などに文字を彫り込むもの。その性質上、線の太さが一定であったり、作業能率などの問題から筆押さえやハネなどが省略され、角が曲線で書かれているなど、丸みのある独特の機能美を備えたフォントになっています。
このデジタルフォントを製作したのは、Twitterユーザーのkirnura(@kirnura)さん。デジタルフォント化にあたって、文字のサイズや濁点の位置などが調整されていますが、機械彫刻特有の雰囲気はそのまま残ったフォントに。また、漢字の一部を簡略化した「簡易字体」なども収録しており、スタイルセット機能で切り替えられるようになっています。
現在はベータ版のため収録字種は限られているとのこと。無料でダウンロード可能で、印刷物やデジタルコンテンツなどにおいて無償で使用することができます。
(たろちん)
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