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上杉謙信公もお腹抱えて笑ってた 「腹筋に候」がネット流行語大賞ノミネートの予感

流行る(確信)。

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 おかしくてたまらないとき、「やめてーお腹いたいー」と言ったり、ネットでは「腹筋崩壊www」と書いたりしますよね。これと似た意味で、戦国武将・上杉謙信公も「腹筋に候」と手紙で書いていたと話題となっています。



 「腹筋に候」実はこれ「はらすじにそうろう」と読むそうです。ツイッターで話題となった乱会さんのツイートでは、黒田基樹著「戦国関東の覇権戦争 北条氏VS関東管領・上杉氏55年の戦い」より、上杉謙信公の手紙からの引用部分が紹介されていました。


【謙信の手紙】

“加様に東方の衆(佐竹氏ら)にさえ出合い、敗戦せしめ候、増して愚(謙信)の越山に旗を合わすべきか、腹筋に候”


【現代語訳】

“このように東方衆に対してさえ合戦して敗軍しているのに、ましてや私が越山したときに対戦してくるのだとしたら、ひどくおかしいことだ”


 書籍では「ひどくおかしいことだ」と現代語訳されていましたが、「腹筋(はらすじ)」を辞書で調べてみると、“「腹筋を縒(よ)る」”、“おかしくてたまらないこと。また、そのさま。”と説明されていました。(goo辞書より)。「腹筋を縒る」から転じて、「腹筋(はらすじ)」=「おもしろい」という使い方がされたようです(引用されている部分は「ちゃんちゃらおかしい」「片腹痛い」というようなニュアンスが含まれているようです)。


腹筋に候 goo辞書より

 「あいつらまだ戦うとか、マジ腹筋(ふっきん)崩壊するわwww」

 「東方の衆、旗を合わすべきか、腹筋(はらすじ)に候」

 これらがほぼ同じ意味と考えると なんだか不思議ですね。

 上品な感じもする表現のためか、Twitterユーザーは「これは流行る」「流行語になる」「積極的に使っていこう」と盛り上がりをみせています。



林健太


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