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お笑い芸人のスマイリーキクチさんがネット誹謗中傷への対策動画を公開 10年間誹謗中傷を受け続けた経験をもとに
「リベンジポルノの対処法」「ストーカー被害の対処法」「警察に行く際の手順と注意点」など、テーマ別に10本。
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ネット掲示板で「殺人事件の犯人だ」という書き込みをされ、10年間にわたり誹謗(ひぼう)中傷を受け続けたお笑い芸人のスマイリーキクチさんが、自身の経験をもとに制作したネットの誹謗中傷への対策動画をYouTubeで公開しています。動画は「リベンジポルノの対処法」「ストーカー被害の対処法」「警察に行く際の手順と注意点」など、テーマ別に10本。
1 はじめに(各対処法について)
2 インターネット上の誹謗中傷の対処法
3 リベンジポルノの対処法
スマイリーキクチさんは1999年にネット上の掲示板で「殺人事件の犯人だ」という書き込みをされ、その書き込みを信じた人たちから誹謗中傷や脅迫、仕事先への嫌がらせなどを受けました。警視庁ハイテク相談センター、警察署、警視庁などに相談をするも、具体的な対策は講じられず。ようやく相談に乗ってくれる警部補と出会い、中傷コメントをしてきた相手に対しての捜査が開始され、19人が摘発されました。年齢や環境などさまざまでしたが、共通していたのはその無責任さ。結局、スマイリーキクチさんに謝罪をした人はいませんでした。いまだに、ブログへの嫌がらせコメントはごく一部ながら続いているそうです。
動画では誹謗中傷コメント投稿者の身元を特定する捜査手順や、被害別の相談窓口など、具体的で実践的な知識で対策を紹介しています。スマイリーキクチさんは「誹謗中傷、ストーカー、リベンジポルノの被害にあわれてしまった方、その場合、証拠を集めるのは自分の作業です。相手の身元を特定し、逮捕する、それが警察の仕事です」と話しています。
(笹原新之介)
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