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「リング」「らせん」「呪怨」などの人気ジャパニーズホラー映画を手掛けたオズが9月9日、東京地裁から破産手続き開始決定を受けました。帝国データバンクによると、同社は2012年7月頃から事業停止状態に陥っていました。
オズは1989年に設立された、映画プロデューサー・一瀬隆重氏が代表を務める映画製作会社。「らせん」「リング」(98年公開)、「呪怨」シリーズなどのジャパニーズホラー作品を手掛け、海外でも人気を博しました。また、アメリカでリメイクされた「ザ・リング」(02年)、「ザ・呪怨」(04年)の製作も。2004年9月期の年収入高は、約8億4900万円。
しかし、その後はヒット作に恵まれず、資金繰りが悪化。2012年7月頃には法的整理の意向を示し、事業停止状態に陥っていました。負債額は現在、調査中。それ以降に発表された「呪怨」シリーズ「呪怨 −終わりの始まり−」(14年)、「呪怨 −ザ・ファイナル−」(15年)では一瀬隆重氏はプロデュースではなく、脚本を務めています。
(マッハ・キショ松)
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