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画像をどんな画風にでも変換できるアルゴリズムを実装したプログラムが公開されています。お気に入りの写真が好きな画家の作風になる……!?
IoT(Internet of Things)の専業会社であるPreferred Networksのリサーチャーが開発したこのプログラム。Googleの画像認識アプリなどでも利用されている「Deep Learning」を応用したアルゴリズムなのだそうで、画像内容とスタイル(画風)を分離して組み替えることによって、自分の意図する画風による画像を作り上げることができます。
まず、プログラムに2枚の画像を入力。片方は自分の好きな画像・写真である「コンテンツ画像」、もう片方は指定したい画風の「スタイル画像」です。サンプルに上がっているのはかわいい猫の写真。いろいろなスタイル画像を指定して変換することで、様々な画風に仕上がっています! これは面白い!
特に美術作品をスタイル画像とすると、その画風をかなり良く再現し、色合いだけでなく、小さめの空間パターンまで似せて生成されます。「スタイル画像」は絵である必要はなく、寄木細工のような工芸品や、ロマネスコブロッコリーのようなフラクタル系の画像も「スタイル画像」としては優秀なのだとか。新聞や設計図のような画像でも、その特徴を抽出することができたというから驚きです。現在のところ画像は正方形に近いほうが美しく生成できるとのこと。
ちなみに、漫画作品やゲーム画面を指定して変換することも可能。これはいろいろと試してみたくなりますね。無限の可能性を感じる……!
(高城歩)
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