9月16日9時よりニコニコ生放送がパンダの出産を見守る生中継番組を配信していたのですが、番組中にパンダが2頭を出産しました。出産の瞬間を映像でネット生中継したのは世界初となります。
出産したのは、国際的なパンダ繁殖プロジェクト・PANDAPIAが飼育している、2001年生まれの14歳「慶賀(チンフー)」。中継は中国・成都からで、1頭だけ産む気配があった慶賀をマークしていたところ、昨夜に「あと3〜4日で産みそうだ」と判断し、急きょ今朝から番組名「今年最後のパンダの出産!?」として生配信することになりました。
そこで12時前に慶賀が破水を迎えます。ニコニコの公式Twitterも「とつぜん、すみません。パンダが出産しそうです」とツイートして告知。横たわって呼吸を荒くする慶賀に、見守るユーザーたちが「がんばれ」「こっちまでお腹いたくなってきた」と応援コメントを打ち込みます。
慶賀は体を起こし、座って前へかがんで赤ちゃんが出てくる周辺をなめ続けていたところ、12時25分ごろに1頭を出産。「きゅい、きゅい」と甲高い鳴き声が響き、赤ちゃんのピンク色の体が見えた瞬間、「産まれたああああああ」「おめでとう!!」「泣いたァァ」と歓喜と祝福のコメントが画面を埋め尽くしました。
出産後、慶賀は赤ちゃんをすぐに抱きしめて体をなめ続けます。元気な声が鳴り響き、たまに体の一部がちらっと見えるという状況が30分近く続いていたところ、またもや慶賀は出産部位に口を近づけます。すると5分と経たず、12時45分ごろに2頭目を出産。「888888」「おおおおおお」とユーザーの感動でまたもや画面が白くなりました。
慶賀は過去にも1頭・茜茜(シシ)を産んだことがあり、出産は今回で2回目。新しい2頭にどのような名前が続くか楽しみです。配信は現在もニコニコ動画で続いております。
(黒木貴啓)
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