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京都市は10月1日、廃棄物条例を改正した「しまつのこころ条例」(正式名称「京都市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例」)を開始しました。正しく分別せずに出されたごみ袋を開封し、出した人を特定する調査を実施するという点が話題になっています。
同条例では年間82万トンのごみが出ていたピーク時(2000年度)からの「ごみ半減」を目指すもので、紙ごみなどリサイクルできるものの分別の義務化、食べ残しゼロ・レジ袋の削減といったなるべくごみを出さないライフスタイルの実践などを定めています。
ごみの分別は「協力義務」から「義務」に引き上げられ、違反者は指導の対象に。市によれば、分別されていないごみ袋を確認し、その状況がひどかった場合や忠告後も改善されない場合はごみ袋に違反を示すシールを貼り、その後も改善されなければ開封調査を行うとのこと。
札幌市や熊本市、同じ関西圏の神戸市など、いくつかの都市で開封調査は行われており、横浜市と千葉市では長期にわたり指導を無視した違反者に対し罰金を科しています。
ネットではごみを開封するという点にプライバシー上の懸念を感じる声も出ていますが、「きちんと分別していればよい」との意見も見られます。
(笹原新之介)
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