埼玉には「テレビ埼玉(通称:テレ玉)」という、県域のローカルテレビ局があります。ももいろクローバーZの初めての年越しライブを地上波の放送局として唯一中継すると最近話題になりましたが、実は毎年正月にオンエアされている特別番組があります。それが「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」。毎年1月1日のゴールデンタイムに放送され、来年で25回を迎えます。
この番組、簡単に言うと「埼玉にある会社の社長や支社長、埼玉県内の市町村長など、要職にいる方々が生演奏に合わせて歌い、新年の抱負を語る」番組です。内容はたったそれだけ、なのですが、単なる偉い人のカラオケ大会だと思ったら大間違い。出場者はこの日を楽しみにしている方が多いようで、着る衣装をこの日のために新調したり派手な色の衣装で出場する方がいるなど、気合いの入れ方が違います。しかもビッグバンド編成の生演奏つきなので、古き良き昭和の雰囲気を醸し出しています。また、まわりで踊ったり応援している社員や支持者のみなさんの熱量の差がバラバラなので、気になって思わず目が離せなくなります。
その他にもいろいろな細かいツッコミどころが多いせいか、数年前からオンエア当日のネット実況が盛り上がっています。前回の様子についてもまとめられています。
オンエアは正月ですが、歌謡祭自体は事前に大宮ソニックシティ大ホールで収録されています。こちらは最大約2500人収容でき、クラシックやポップスのコンサート・ライブで幅広く使われている埼玉県内ではいちばん大きなホールです。そんな大きなホールで、しかも収益は全額チャリティという歌謡祭が、東京ではなく埼玉で行われ続けていることは本当に貴重なことだと思います。埼玉地味じゃない! すごいよ!
なお、来年オンエアの第25回、ゲストは森昌子さん。放送は1月1日19時から。再放送は1月10日19時からです。
(あまにょん)
関連記事
- 伝説の埼玉ディスり漫画「翔んで埼玉」の復刊に予約が殺到 発行数2万5000部の予定を20万部に増刷へ
魔夜先生「嬉しい交通事故みたいですね」。 - 「埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」 ここぞとばかりに埼玉県を否定しまくる伝説の漫画「翔んで埼玉」が復刊
そして茨城も巻き込まれる。 - 黎明期のビデオゲームが遊び放題! 「あそぶ! ゲーム展」は思わず時間を忘れる楽しさだった
“世界初のビデオゲーム”も展示されています。 - 写真…じゃなくて絵だ!? ”自閉症の画家”が記憶だけを頼りに描いた鉄道の絵が信じられないほどリアル
下書きすらしないそうです。 - ガンバ・パトリック選手への差別的Twitter書き込み、埼玉県の高校生が謝罪
パトリック選手は投稿者の反省と謝罪の意を受け入れた。 - 埼玉高速鉄道線路線の愛称が決定! 「埼玉スタジアム線(埼スタ線)」に
その名も埼スタ線。 - 青空にブルーインパルスが飛ぶ 入間航空祭航空ショーの様子がTwitterに続々
スモークで描いたハートや星がステキ。 - 勤務中に“対戦型陣取りゲーム” 飯能市職員が懲戒処分
Ingress? 駅メモ? それとも……。 - 部屋の中に小屋を建てるという新発想 「家の中の小屋」が秘密基地好きの心を揺さぶりそう
家具以上、部屋未満。 - 図書館と丸善が融合した文化・交流施設、埼玉県桶川市に10月1日オープン
名称は「OKEGAWA honプラス+(オケガワ ホンプラス)」。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.