故・大滝詠一、32年ぶりニューアルバム発売 「風立ちぬ」「熱き心に」など秘蔵カバー収録

「DEBUT AGAIN」は3月21日発売。

[ADAKEN，ねとらぼ]

　2013年の大みそかに死去した大滝詠一さんが、松田聖子さんや小林旭さんなどのアーティストに提供した楽曲をセルフカバーした音源が収録された32年ぶりのニューアルバム「DEBUT AGAIN」が発売されることになりました。

ソニー・ミュージック　大滝詠一公式サイトより

　これは、大滝さんと旧知のスタッフが、大滝さんのプライベートスタジオを整理していたところ、7曲のセルフカバーが録音されたマスターテープが見つかり、アルバムとして公開が実現したもの。

　収録されるのは、小林旭さんに提供した「熱き心に」、小泉今日子さんに提供した「快盗ルビイ」、松田聖子さんに提供した「風立ちぬ」、薬師丸ひろ子さんに提供した「探偵物語」、さらに森進一さんの「冬のリヴィエラ」を英語バージョンで収録した「夏のリヴィエラ」など、初公開音源7曲を含む全10曲となっています。

死後2年を過ぎた今もその歌声は心に響く（「Best Always」特設サイトより）

　ナイアガラサウンドで知られる大滝さんといえば、80年代には「A LONG VACATION」「EACH TIME」などの大ヒットアルバムをリリース。当時のトップアイドルからベテラン演歌歌手まで幅広い歌手に楽曲を提供したカリスマ的存在です。さまざまなアーティストに提供した曲を大滝さん自らが歌う音源は、当時を知る世代なら一度は聞いてみたい歌声に違いありません。

（ADAKEN）