GDCパーティーで起用したダンサーの衣装がけしからん件をXbox責任者が謝罪

各国の女性クリエイターからの批判を受けて。

　米Microsoft主催のゲーム開発者会議「GDC 2016」で開催したパーティーにて、衣装の露出度が高いダンサーが起用されていたことが物議を醸している。同社は現地時間の3月18日、この件の謝罪として、Xbox責任者のフィル・スペンサー氏からの従業員向け書簡を公開した。

公開された謝罪文

　事の起こりは17日夜に開催されたGDC参加開発者向けパーティー。ダンサーはブラジャーとプリーツスカートのみと、露出が多い衣装で登場。これに対し、参加した複数の開発者がTwitterで不快感を表明した。

　これらの批判を受けて、フィル・スペンサーは件のパーティについて、「明確に間違っているものであり、容認されるものではない」と、謝罪の意を述べるとともに、今後の改善を約束。Brianna Wuさんら、批判していたクリエイターは、この書簡を評価している。

　皮肉にも、パーティ当日にはゲーム業界で働く女性向けのイベント「Women in Gaming Luncheon」が催されたばかり。ゲームというものは、とかく男性目線で語られがちなところがありますが、作り手にもプレイヤーにも女性が少なくないことは、決して忘れてはならないでしょう。

Women in Gaming Luncheon概要

（沓澤真二）