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須田剛一作品「シルバー事件」がPC用にHDリメイク 初の海外ローカライズも実現

グラスホッパー・マニファクチュアの処女作が、最新の技術で復活。

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 ゲームクリエイター「SUDA51」こと須田剛一さんが率いるグラスホッパー・マニファクチュア。その処女作である「シルバー事件」の、HDリマスター版の発売が決定しました。PLAYISMからPC向けに、2016年秋に全世界同時配信予定。


公式サイト 公式サイト「The Silver Case」

 同作は1999年の架空の都市を舞台に、20年前に発生した「シルバー事件」の解明に挑む、主観視点のアドベンチャー。今回のリマスター版では、最新の技術でグラフィックを再構築。海外のSUDA51ファンが待ち望んでいた、英語へのローカライズもなされています。


メインPS1メインHD オリジナルの初代PS版と、リマスター版の画面比較。表現力が大幅に向上

 物語は捜査官が中心の「Transmitter」編と、フリーの記者が事件を追う「Placebo」編の、2つの視点から構成。相互のシナリオが複雑に交差し、真実に迫っていきます。


ウエハラカムイクサビテツゴロウコダイスミオナツメダイゴハチスカチズル 順に、「シルバー事件」の犯人とされるウエハラカムイと、事件を追う側のクサビテツゴロウ、コダイスミオ、ナツメダイゴ、ハチスカチズル。逮捕後に精神病院へ入院していたウエハラカムイの脱走から、物語は大きく動いていく

 「フィルム・ウィンドウ」システムも特徴の1つ。背景やキャラクター、テキストを複数のウィンドウに表示し、それらの位置や大きさ、表示方法を変えることで、物語をドラマチックに演出しています。


フィルム・ウィンドウPS1フィルム・ウィンドウHD フィルム・ウィンドウによる演出。こちらもPS版、リマスター版の順

 これまで同作は、同社の他作品とは異なり、テキストの膨大さや独特な会話文、専門用語の難解さといった要因から、海外ローカライズがなされていませんでした。須田剛一さんは、今回海外展開が実現したことを喜びつつ、「シルバー事件」と次回作「LET IT DIE」への応援を願うコメントを寄せています。

須田剛一さんコメント

皆さんとの約束でありグラスホッパーの悲願であるシルバー事件のHDリマスター版が、遂に発表できる事となりました。
1999年に発売されたシルバー事件は、世界発売することなく今日に至りました。
皆さんとのもうひとつの約束、シルバー事件の英語バージョンも今回実現することになりました。
プラットフォームは、STEAM、PLAYISM他です。
2016年秋、シルバー事件が帰ってきます。
2016年は、LET IT DIEとシルバー事件を応援してください。

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(沓澤真二)


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