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「魔法の本ありますか?」――6歳の男の子からそんな相談を受けた、ある図書館の事例がほっこりすると話題になっています。
全国の図書館での資料検索事例を集めた「レファレンス協同データベース」に掲載された、愛知県の蒲郡市立図書館の事例。「魔法が使えるようになりたい」という男の子からの相談でした。息子になんと説明すればいいか分からずに困ったお母さんと一緒に来館したもので、本人は「ちょっと難しい本でもがんばって読む」と意欲満々だったとのこと。
担当した司書は男の子と一緒に魔女や妖精の本がある棚に行き、「魔女図鑑 魔女になるための11のレッスン」「魔女・魔法使い大図鑑 魔女からの招待状」といった本を紹介。「魔法を使うためには修行が必要」と書かれているのを読んだ男の子は、「お母さんと一緒に修行してできるようになったら見せる」ことを約束して本を借りていったそうです。
事例には後日談も記載されており、本を返却にきた男の子は司書に「お家でほうきを作った」ことと「2秒くらい飛べた」ことを照れくさそうに報告してくれたんだとか。3月に公開された事例ですが最近になってネットで拡散され、そのかわいらしいやりとりに癒される人が続出しています。
(たろちん)
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