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WHOがジカウイルスとリオ五輪についてコメント 「中止や変更をしてもウイルスの流行に大きな変化ない」

旅行者へのアドバイスも。

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 世界保健機関(WHO)は5月28日、2016年8月から開催される予定のリオ五輪について、現段階での評価では、開催場所の中止や変更をしてもジカウイルスの国際的流行に大きな変化はないとする考えを発表した。

 ブラジルを含む中南米を中心に流行が確認されているジカウイルス感染症(ジカ熱)だが、人々はさまざまな理由でこれらの国や地域の間を行き来していること、またそれが現在も続いていることを理由として挙げている。



 WHOは、妊娠中の女性はジカウイルスの流行地域へ行かないようにと勧告。また、それらの地域から戻った後は正しくコンドームを使用する、または帰国後少なくとも4週間はセックスを控えるようにとも忠告。他にも、流行地域を訪れた場合は蚊が入らないよう窓を閉めておくために“エアコン付きの宿泊施設”を選択する、日中は可能な限り防虫剤を使用する、など旅行者にアドバイスをしつつ、疾患のリスクを減らすためには自国の公衆衛生機関による旅行アドバイスに従うことが重要だともしている。



(宮原れい)

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