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選挙ポスターは候補者の顔と名前が大きく配置されているもの……そんなセオリーから大きく外れ、自身の顔ではなく猫を大きく配置した“島さとし”さんの選挙ポスターが選挙期間中から話題となっていました。一見するとどちらが候補者なのか分からない。
青い空と緑を背景に、デカデカとポスターの中心に配置されている真っ白な猫「島にゃん」と、その横に控えめに配置された満面の笑みをうかべる島さん。そしてその下には「帰ってきた 島さとし」とウルトラマン風候補者名も。一体なぜこんなことに。
島さとしさんに話を聞いたところ、このポスターは選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け、「面白い選挙ポスターを作りたい」との思いで考案したもの。自身も猫を飼っていることや、ソフトバンク社長室長を務めた経験から“お父さん犬”を意識した白い猫を採用することにしたそうです。
当初、猫は島さんの横に小さく配置される予定でしたが、仮ポスターを非常勤講師を務める東洋大学の学生に見せたところ、「むしろ猫の方を大きく配置したほうがいいのでは」との意見があがったことを受け、猫と島さんの大きさを逆にすることに。この選挙ポスターは選挙活動中も好評で、島さんは「猫のおかげで2000から3000票くらいは集まったのではないか」と語っています。
残念ながら落選してしまった島さんは「過去には衆議院議員もやったので、今回の選挙で一区切り。今後は政治にこだわらず若い人たちと関わるような仕事をしたい」とコメント。選挙のため休職していた多摩大学の客員教授にも復帰し、「最初の講義は今回の選挙ポスターのことをやりたい」と語っていました。
画像提供: 島さとし(@satoshi_shima)さん
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