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全国55の団体が会員として所属し、知的障がい者の権利擁護や政策提言を行う「全国手をつなぐ育成会連合会」は、神奈川県相模原市の障がい者福祉施設「津久井やまゆり園」で26日に発生した事件についてメッセージを発表しました。
メッセージでは、障害のある人に向け「容疑者は『障害者はいなくなればいい』と話していたそうです。(中略)そのことで不安に感じる人もたくさんいると思います。そんなときは、身近な人に不安な気持ちを話しましょう」と事件後の心のケアに配慮しつつ、「みなさんの家族や友達、仕事の仲間、支援者は、きっと話を聞いてくれます。そして、いつもと同じように毎日を過ごしましょう。不安だからといって、生活のしかたを変える必要はありません」と普段通り生活することを呼びかけています。
「もし誰かが『障害者はいなくなればいい』なんて言っても、私たち家族は全力でみなさんのことを守ります。ですから、安心して、堂々と生きてください」と結ばれたこのメッセージは、ふりがな付きのPDF版も公開されています。また、同連合会は26日にも事件に対する声明文を発表していました。
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