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大井川鐵道(静岡県島田市)は、新金谷駅から千頭駅を3往復する「長距離鈍行列車ツアー」を10月16日に開催すると発表しました。総乗車距離223.2キロ、総乗車時間が11時間30分という、ひたすら乗ることだけに徹した内容で、鉄道ファンの中でも“乗り鉄”にフォーカスを当てたツアーとなっています。
今年の4月23日に行われた長距離鈍行列車ツアーが再び実施される形で、前回よりも総乗車時間が30分ほど増加しています。
今回は香川県・愛媛県の国鉄予讃本線で使われていた「客車スハフ 43 3」を連結し運転。車内放送でも国鉄予讃本線の駅名をアナウンスし、擬似的に同線を体験できるよう、妄想感を演出するとのこと。1往復目の新金谷駅(アナウンスでは多度津駅)を9時15分に発車し、3往復目で同駅(アナウンスでは八幡浜駅)に帰ってくるのが20時45分となります。
また、昭和時代の長距離鈍行列車の名物「ドカ停」(長時間停車)も実施され、今回は65分と長い時間のドカ停も予定されています。さらに恒例となる「昭和っぽいもの」のプレゼントもあるのだとか。なにそれ気になる。
定員は80人で予約制のため、事前申込フォームから申し込む必要があります。期間は9月19日8時59分まで。なお、車内はすべてボックスシートで合計78ボックスと、だいたい1人につき1ボックス使用でき、全車自由席となっています。
価格は「金谷駅〜千頭駅2日間有効乗り降り自由フリーきっぷ」と保険料込みで、大人1人1万2000円、小人1人6000円となります。
(宮原れい)
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けん引するのは昭和時代の電気機関車・E101。