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原因は公式Tシャツか マリンスポーツ大会参加者の一部が炎症を訴え

大会実行委員会は被害者へのケアとTシャツの回収を推進。

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 9月10〜11日に神奈川県茅ヶ崎市で開催された、スタンドアップパドルボード(SUP)の国際大会「マイナビ THE JAPAN CUP」にて、参加者の一部が炎症(かぶれ、アレルギー症状、火傷に似た症状)を発症。主催のNPO法人「日本スタンドアップパドルユニオン」は原因を大会公式のTシャツとみて、謝罪と今後の対応について公表した。


謝罪 大会運営委員会からの謝罪と報告

 SUPはサーフボードに立ったまま乗り、オールで漕いで海面を進む競技。Tシャツは選手のゼッケンとして用意され、スタッフ用含め合計363枚が配布されていた。

 10日、大会が始まると、11時ごろより着用者の一部から炎症を引き起こしたとの報告が。Tシャツが水に濡れると、泡が出る現象もあったという。大会運営委員会は当面の対応策として、洗ってから着用するようアナウンスするも、炎症の報告は収まらなかった。発症者には常駐医師経由で病院を案内し、同日21時ごろには茅ヶ崎市に状況を報告した。

 大会運営委員会がTシャツ納入会社へ調査したところ、製作時に使用した「ガンリョウヨウ マエショリザイ」の薬品が残留し、炎症を引き起こした可能性があると判明。この状況を受けて11日のレースは中止も検討されたが、選手の強い要望もあってTシャツ非着用のうえ続行された。


薬品 原因とみられる薬品の資料

 大会運営委員会は被害者へ、受診と医療費の申告を呼びかけ。あわせて原因の究明とTシャツの全回収を目指し、作業を進めると表明している。


(沓澤真二)


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