1995年に解散したロックバンド「THE BLUE HEARTS」の楽曲を6人の監督が自由な解釈で映像化したオムニバス映画「ブルーハーツが聴こえる」の劇場公開資金を募るクラウドファンディングプロジェクトが「Makuake」でスタートしました。
「ブルーハーツが聴こえる」は、2015年のTHE BLUE HEARTS結成30年記念で制作された全6本のオムニバス映画。「荒川アンダーザブリッジ」の飯塚健さんや「呪怨」シリーズの清水崇さんら6人の監督が、キャスト陣に永瀬正敏さん、豊川悦司さん、市原隼人さん、水原希子さんらの豪華なメンツを迎え制作するも、作品を取りまとめていた制作幹事会社が立ち行かなくなり今日まで劇場公開できないままとなっています。
6作品のタイトルは、「ハンマー(48億のブルース)」「人にやさしく」「ラブレター」「少年の詩」「ジョウネツノバラ」「1001のバイオリン」。元の曲名を少し変えたものもありますが、いずれもTHE BLUE HEARTSの名曲をモチーフとしたもの。
2016年に入り、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」などの映画祭で上映の機会を得た同作は大きな反響を呼び、2017年春に劇場公開の機運が高まってきましたが、配給のための費用が不足しており、それをクラウドファンディングで募ろうとプロジェクトが立ちあがりました。
目標金額は1080万円。支援者へのリターンとして、作品のエンドロールに名前がクレジットされる権(5400円から)や、公開後に打ち上げに参加できる“監督たちと飲める権”(21万6000円)などのコースが用意されています。目標額達成後は、上映館数を増やすためのストレッチゴールの設定なども予想されます。THE BLUE HEARTSに多大な刺激を受けた人たちの思いが詰まった映画、果たして来春の上映は成るのでしょうか。
(五月アメボシ)
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