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VR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を無線化するワイヤレスアダプター「KwikVR」を、フランス企業のScalable Graphicsが開発しています。完成すれば、所作をケーブルに制限されない、より没入感のあるVR体験ができそうです。
HMDとHDMIで接続し、コンテンツ情報をWi-Fi経由でPCと送受信できるユニット。重さは1ポンド程度(約450グラム)で、腰などにさげてじゃまにならないように使えます。
代表的なHMDであるOculus RiftとHTC Viveに完全対応し、各プラットフォーム本来の解像度と周波数で動作。両者ともに本来は有線式で、ケーブルに操作を阻害されることがありましたが、KwikVRの併用でより快適に扱えそうです。
無線周波数は5GHz帯を採用。無線接続となると、操作と画面表示にズレ(遅延)が発生することが心配になるところですが、遅延は12ミリ秒以下をうたっており、スペック通りであれば知覚できないレベルといえます。
1月5日〜8日開催のCES 2017に出展中。YouTubeでも、プロトタイプの実演デモが公開されています。
(沓澤真二)
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