リサーチ企業のマイボイスコムが、Twitterの利用に関するインターネット調査の結果を発表。Twitterの利用率は全体の20%強と判明しました。
同社は毎年12月に同様のアンケートを実施。8回目となる今回は1万596件の回答を集めました。Twitterの登録・利用状況の集計結果は、「登録しており、閲覧・フォローだけでなく投稿や返信もしている」「登録しており、閲覧・フォローが中心」との回答が合わせて22.2ポイント。前年の20.3ポイントから若干の増加が見られます。
利用意向においては、「利用したいと思う」「まあ利用したいと思う」がいずれも前年から微増し、合わせて20.2ポイントとなりました(前年比で+1.3)。
主な利用目的は「最新情報、リアルタイムでの情報収集」「有名人・著名人などのつぶやきを閲覧する」で、それぞれ利用者の各40%弱に。ほかでは、ネットおよび現実の友人・知人とのコミュニケーションが目的との回答が、20〜30%と目立っています。
「Twitterを利用したい理由、利用したくない理由」を問う質問には6811件の回答が寄せられ、多様な意見が集まりました。「利用したい」とするコメントでは、「返信の必要ない投げっぱなしの投稿が友人にできるから。そして返事をしなくてもいいし、既読なども付かない気軽さから」(39歳女性)、「拡散効果がある。幅広い情報を得られる。本名でなくても良い」(54歳女性)と、手軽なツールとしての評価がみられます。
その一方で、「どちらともいえない」とする回答者からは、「フォロワーが増えるにつれて、何も考えずに投稿する訳にいかなくなって、重荷になって疎遠になってきている」(女性23歳)と、“SNS疲れ”をうったえる声がありました。
「利用したくない」とするコメントには、「簡単に発言しやすいが、簡単すぎて人を傷つける発言をしていることを忘れてしまうから」(27歳女性)と負の面への指摘が。「誹謗中傷の道具に成り下がってつまらない。災害や事故の情報ぐらいの価値しかない」(63歳男性)と、辛らつな意見もありました。
マイボイスコムのサイトでは、「Twitterへのアクセス頻度は1日1〜4回が33.6%と最多」「利用率は10代で80%弱、20代で5割強」といった細かいデータも掲載されています。
(沓澤真二)
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