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日本将棋連盟は1月16日、三浦弘行九段の将棋ソフト不正疑惑に関する第三者調査委員会の報告書(概要版)を公開した。
昨年12月26日に第三者委が発表した報告書の要約となり、ボリュームは約40ページ。これまで週刊誌の報道でしか確認できなかった「処分に至るまでの事実経緯」などが記されている。
将棋連盟の谷川浩司会長は「かなりの分量になりますので、ご覧になる方はまずその点をお含みおき下さい。報告書の内容を真摯に受け止め、将棋界の正常化ならびに、棋士が盤面だけに集中できる環境作り、将棋ファンの皆様に真剣勝負を楽しんで頂けるように努めて参ります。皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます」とコメントしている。
なお、非公開となった情報は以下の項目。
- ヒアリング対象者一覧
- 受領資料、データ一覧
- 電子解析項目及び手法
- 将棋GUIアプリケーション、将棋ソフト、リモートデスクトップアプリケーション一覧
- 一致率等分析の条件及び手法
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