「ルパン三世 カリオストロの城」のMX4D版が1月20日より公開 クラリス役もカーチェイスの臨場感に太鼓判!
全国のTOHOシネマズほかMX4Dスクリーンで期間限定上映。
宮崎駿さんの初監督作品「ルパン三世 カリオストロの城」(1979年公開)が、MX4D版となって1月20日から全国のTOHOシネマズほかで期間限定上映されます。公開から年数を経た作品のMX4D化は国内初とのことです。
今回のMX4D版化は、アニメ「ルパン三世」シリーズのトムス・エンタテインメントによる、原作誕生50周年を記念した企画。2014年に公開されたデジタルリマスター版をベースに、シートの動き、振動、風、ストロボなど特殊効果を施したものになります。映像も最新技術と手作業でフィルムの汚れなどを除去したほか、音声もノイズを取り除いて5.1チャンネル化されています。
特殊効果は序盤のカーチェイスをはじめ、アクションシーンの数々に加わっているとのこと。ダイジェスト版を体験したクラリス役の島本須美さんは、「特にカーチェイスのシーンは臨場感があって、印象に残りました。口を開けて観ていたら、水しぶきが口の中に入ってしまいましたので、口を閉じてご覧下さい(笑)。私は特にルパンが屋根をビュンビュンと高跳びするシーンが好きなのですが、とても動きが合っていた気がしました」と振り返っています。
入場料金は、特製ポストカード(各劇場1700枚限定)が付いて2200円。従来のMX4D版(一般3000円)よりも安めで、「カリオストロの城」をよりリアルに体験するだけでなくMX4Dの初体験にももってこいとなりそうです。上映館は公式サイトで公開中です。
クラリス役・島本須美さんコメント
「特にカーチェイスのシーンは臨場感があって、印象に残りました。口を開けて観ていたら、水しぶきが口の中に入ってしまいましたので、口を閉じてご覧下さい(笑)。私は特にルパンが屋根をビュンビュンと高跳びするシーンが好きなのですが、とても動きが合っていた気がしました。初公開から38年経って改めて自分の演技を聞くと反省モードに入ってしまいますね。男性の中で理想の女性がクラリスというのはわかるような気がします」
アニメーター・友永和秀さんコメント(カーチェイスシーンなどを担当)
「最初は半信半疑で観始めたのですが、特に時計塔のシーンは臨場感があって良かったです。大画面で観ればさらに臨場感が出るのでしょうね。動きにメリハリをつけているのはいいと思います。今後は演出の人もMX4D(R)の動きも計算に入れて考えないといけなくなるかもしれないですね。『カリオストロの城』はカメラが固定ですが、最近のアニメのように手ぶれのシーンがあると動きが付けられて面白いかも」
原作:モンキー・パンチ (C)TMS
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