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エイジア、キング・クリムソンのジョン・ウェットンが67歳で死去 ベース・ボーカルで幅広く活躍

エイジアの1stアルバムは全米年間チャート1位に。

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 イギリスのロックバンド・エイジア、キング・クリムゾンなどのベース・ボーカルとして活躍したジョン・ウェットンが結腸がんによる闘病の末、1月31日の早朝亡くなったことが公式サイトで発表されました。67歳でした。

エイジア、キング・クリムゾンの下ベース・ボーカルジョン・ウェットンが1月31日癌で死去
エイジア、キング・クリムゾンのベース・ボーカル、ジョン・ウェットンが1月31日、がんで死去(画像はJohn Wetton's Official Websiteから)

 ジョンは70年代にキング・クリムゾンに加入、「太陽と戦慄」「Red」といったアルバムで広く知られました。同バンドの解散後、プログレッシブ・ロック界の名ミュージシャンが集まったバンド・エイジアを結成。1982年の1stアルバム「Asia(詠時感〜時へのロマン)」が全米チャート1位を10週獲得し、同年アメリカで最も売れたアルバムとなりました。

 2015年にジョンはがんによる悪性腫瘍を摘出したことを発表。2017年1月には新しい化学治療のため、参加予定のツアーの出演中止を告知していました。公式サイトによれば彼が最後に参加した作品は、エイジアの2014年のアルバム「Gravitas」とのこと。エイジアのFacebookにはバンドメンバーで盟友であるジェフ・ダウンズカールパーマーからの追悼メッセージが掲載されています。

最後のアルバムはエイジアの「Gravitas」に
最後の参加アルバムは2014年のエイジア「Gravitas」に(画像はエイジアの公式サイトから)

 ジョンは前述のバンド以外にも、ロキシー・ミュージック、ユーライア・ヒープ、U.K.などさまざまなバンドに参加しており、日本のバンドではBOWWOWや、聖飢魔IIの構成員で結成されたRXなどにも参加しました。また、キング・クリムゾンでは昨年12月に初代ボーカルのグレッグ・レイクが同じくがんで亡くなっています(関連記事)。

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