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米国ミッドウェー諸島で、66歳を超えるメスのアホウドリ「ウィズダム」が卵をかえしたことが発表されました。野生の鳥類としては世界最高齢の個体ながら、お母さんとして忙しい日々を過ごしているもよう。
「ウィズダム」が初めて標識鳥(移動経路などを調べるために標識を付けられている渡り鳥)として記録されたのは、約60年前の1956年。この時点で成熟し繁殖を行っていたことから少なくとも66歳以上と推定され、世界最高齢の野生の鳥として知られているそう。
2016年末にミッドウェー諸島の巣で卵を産んでいることが確認されており、米国の環境保護団体が2月16日、それが無事にかえったことを発表。他のアホウドリ同様、パートナーとともにエサを与えるなどして子育てを行っているといいます。
ちなみに、アホウドリには同じ場所で卵を産みつづける習性が。ウィズダムはミッドウェー諸島で、これまでにも30〜35匹のひな鳥を育てており、ここ数年も卵をかえしています。世界最高齢にして育児経験豊富なママのようです。
(マッハ・キショ松)
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